2013.8月公開
「顎顔面口腔育成」 とは、どのような治療でしょうか? 顎顔面口腔育成1
顎顔面口腔育成治療 とは、歯並びの改善のみならず、顎顔面の成長バランスの改善をはかり、魅力的な顔貌を獲得することを目標とする治療です。
不正咬合を主訴として来院される患者さんは、例外なく顎顔面の成長発育に問題があると考えられています。
このアンバランスな成長方向を修正し、顎顔面を本来あるべき位置に誘導する、つまり不正咬合の原因と考えられることにアタックする方法が
「顎顔面口腔育成治療」 です。
不正咬合がみられる患者さんの多くは、顎顔面の正常な成長ができておらず、前方への成長が不足し、下方への成長量が増えてしまっています。
この現象を ダウングロース(下方成長) と呼び、さまざまな不正咬合が生まれる主たる原因だと考えられています。
治療の方法としては、
・Biobloc(バイオブロック)
・上顎骨前方牽引装置
という装置を精巧に製作、緻密に調整しながら顎顔面と口腔にアタックしていくことで、顎顔面の成長方向をコントロールし、それに付随する歯並びの改善も行います。
基本的に、成長期の患者さんの永久歯(親知らずを除く)を抜歯することはありません。