乳児期(0~3歳)
乳歯列が完成します。佐賀県における3才児1人平均むし歯数は、2.13本
(平成16年データー)です。
歯が生える前の赤ちゃんの口の中には、むし歯菌は存在しません。その後、歯の萌出に伴い母親からのスプーンでの口移しなどから、むし歯菌が
赤ちゃんの口腔内に定着するのが むし歯の始まりと言われています。
むし歯菌が存在し、糖分を取り、それが歯面に付着し、時間の経過とともに歯面が脱灰され、むし歯となります。乳幼児の口の中にむし歯菌が入るのを できるだけ避けてあげることが大切とも言えます。
この時期は、治療というより、家庭での仕上げ磨きと歯科医院での歯科衛生士による歯磨き指導、定期的なチェック、歯質強化が重要です。
歯質強化には、歯科医院でのフッ化物歯面塗布と家庭でのフッ素入り歯磨剤の使用が有効です。